前回に引き続き、著書『精神科医が教える 毎日が楽しめる人の考え方』(著者:樺沢紫苑さん)を参考に『自分が心から楽しめる・熱中できる趣味や娯楽を1つ見つけ、実施する』の進捗状況を報告していきます。
|
今回はこの著書で学んだ『遊びは仕事以外の楽しい活動』という定義に基づき、「自分にとって良い遊びとは何か?」という条件と「自分が成長できる遊び方の工夫」の紹介、「今回学んだことについて私が今後やるべきこと」をお話しさせていただきます。
◆この記事はこんな人におすすめ
・仕事を生きがいにした人生を変え、毎日楽しく生きたいと思っている人
・ストレス発散に効果のあるプライベートの過ごし方を知りたい人
・新しい趣味を見つけようと考えている人
1.自分にとって良い遊びの条件 4つ
『仕事以外の楽しい活動』であればどんな遊びでもやればいいということではありません。そこで、どんなものが良い遊びになるのかについてお話させていただきます。
(1)楽しいこと
絶対条件として、『まず自分がそれをやって楽しいか?』ということ。
興味もないのにテレビを長時間見続けたり、ネットサーフィン、YouTubeの動画を見続けたりして結果的に「おもしろくない」、「時間を無駄にした」となっては、それは悪い遊びとなります。
反対に「おもしろかった」、「楽しかった」と幸せを感じ、満足すれば、それは最高の時間の使い方になるのです。
(2)リラックス、疲労回復ができること
-「仕事以外の時間は心身ともに休み、100%の状態で次の仕事ができるようにしたい」-。
そのためには遊んだ結果、疲れがなくなり、気分がさっぱりしていないといけません。
ですが、椅子に長時間座りっぱなしというのは寿命を縮めると言われ、体を悪くする行動であるため、適度に立って体を動かしたり、スポーツなど終始体を動かす方がよいのです。
(3)ストレス発散、リフレッシュができること
適度な時間での遊びは、仕事のストレスを減らし、いい気分転換になって仕事する意欲を高めてくれます。
しかし朝方までカラオケなど、大事な睡眠時間を削ってしまうと全く体が回復できず、むしろストレスを増やしてしまうのです。
また過度の飲酒は睡眠の質を低下させてストレスを増やすことにつながる、かつ依存症に陥ってしまうなど悪い方向へ進んでしまうため、ほどほどに抑えなければいけません。
(4)脳が活性化すること
美術館に行って自分の美意識を高めたり、パズル、プラモデルを組み立てたりして創造性を養ったり、人と交流を持つことでコミュニケーション能力を養ったりして脳を働かせていくことで、自分の仕事に行かせるスキルが伸びていくのです。
2.自分が成長できる遊び方の工夫 6つ
毎日働く社会人にとって、仕事のスキル・人間性などの自己成長は求められるもの。そのため、遊びを通して自分を成長させる方法についてご紹介していきます。
(1)インプット→アウトプット→フィードバックを行う
これを行うことで、自分の「言語化能力」、「記憶力」や「コミュニケーション能力」の向上につながり、今日一日が幸せな気分で終わることができます。
例えば、読書の場合だと、
①インプット:本を読み、内容を理解する
②アウトプット:本で学び、実践しようとすることを書き出し、実行する
③フィードバック:実践した内容を振り返り、今後に活かす
旅行の場合だと、
①インプット:インターネットや旅行会社のパンフレットなどで観光地の情報収集
②アウトプット:予定を立て、旅行する
③フィードバック:今回の旅で行けなかったところ、再度行きたいところを洗い出し、次回の旅行に取り入れていく
映画鑑賞の場合だと、映画を観た前後で下記のインプット・アウトプットを繰り返します。
①インプット:インターネットやパンフレットであらすじ、制作秘話などの背景を知る。他に観た人の感想を聞く。
②アウトプット:感想を自分のブログやSNSで発信、人に話す
とこのようにして、アウトプットを行うと記憶に残りやすく、人のコミュニケーション能力がアップし、フィードバックを通じてさらに自分を成長させることができるのです。
また何かの問題解決を行わなければならない際、「いま何が必要で、何を行えばいいか」を言葉で表して認識する『言語化能力』が身についていきます。
(2)遊んでリラックスする
仕事ができる人は、オフの時には十分リラックスして仕事のストレスをため込まないようにしています。
リラックスできない人は常に仕事ばかりが気になり、気を張ってしまうために全然疲れがとれず、しまいには心の病気にかかってしまうのです。
毎日ずっとオンの状態になってしまう人は、少しの時間でも心と体をオフにして過ごすことが大事なのです。
では、どんな風にリラックスしていけばいいかのポイントを3つ説明します。
①視覚以外の感覚を使う
私たちの脳は、目に入ってきた情報によって興奮しやすい仕組みです。
テレビ、スマホ、ゲームといった動きがあるものを見てしまうと、より興奮状態を長引かせ、夜に寝つきが悪くなってしまいます。
だから好きな音楽を聞いたり、アロマキャンドルを焚いてくつろいだり、マッサージを受けることで脳の疲れがとれやすくなるのです。
ただし視覚を使うものでも、読書は文字だけの情報しか脳に入ってこないため、興奮状態になりにくいとしておすすめされています。
②夜、寝る2時間前に行うこと
そうすることで脳内に仕事でのオン状態からオフ状態にする『副交感神経』が働き始め、十分な睡眠がとれるようにしてくれます。
しかし、寝る直前までゲームをやりすぎるなど、体を動かすための交感神経が長時間働いたままになってしまうと全然眠れず、疲れがとれなくなってしまいます。
だからこそ、寝る前の早い時間に行うことがベストなのです。
③今日、楽しかったことを3つ書く
悩みや不安でネガティブな気持ちに陥り、心が休まらない時は、今日あった楽しいことを書きながら振り返るという『3行ポジティブ日記』を著者はおススメしています
これを寝る前に行うことで、今日1日のネガティブな出来事で埋め尽くされた記憶をポジティブな楽しいものに上書きされ、今日1日幸せだったと感じられるようになるのです。
言うなれば、「終わり良ければすべてよし」の状態に心を持っていくための手段となります。
(3)だれかと一緒に行う
遊びは1人で楽しむよりも複数の方がより幸せを感じられます。
私たちは何か楽しいと感じる時、脳の中には幸せホルモンの『ドーパミン』が分泌されます。そこに人とのふれあいで分泌される幸せホルモンの『オキシトシン』が加わることで、より幸福感を味わうことができるわけです。
また一緒に勉強する際、『お互いに教え合う』といったコミュニケーションを取ることで記憶力がよくなる、一緒にやろうと約束することで「約束を守ろう」という意志が働き、遊びが長続きするメリットがあります。
(4)遊ぶ時間を確保する
「仕事や家事が忙しくて遊ぶ暇なんてない」とするといつまでも疲労回復ができず、最後には心も体もこわれてしまいます。
だから忙しい時こそ、遊ぶ時間を確保する必要があります。
では、どのようにして時間を遊ぶことにあてていけばよいかの方法を4つ説明いたします。
①目的を持って遊ぶ
「ダイエットする」としてジムへ行ったり、「推しのアイドルを近くで応援する」としてコンサートに行ったりと、遊ぶ目的を持つことで時間を有意義に使えた満足感を味わうことができます。
単に「ひまつぶし」と称してテレビ、スマホを見るだけで終わったら、「無駄な時間を過ごした」と後悔してしまいます。
②ちょっとしたスキマ時間に遊ぶ
通勤での電車・バスに乗っている間に本を読んだり、待ち合わせで友達が来るまでの間にカフェで一息ついたりと、日常生活で生じるスキマ時間に遊ぶわけです。
特に仕事帰りのスキマ時間を有効活用し、明日の仕事に備えてリフレッシュするのがおススメです。
③少ない時間で遊ぶ
まとまった時間がとれないという場合、15分でもいいから遊ぶことに時間を使うのです。
遊びによるリラックス・疲労回復効果はたとえ少ない時間でも有効です。
また今日1日楽しかった記憶があれば、幸せな気持ちで眠りにつけます。
③遊びの予定を入れる
あらかじめ、自分のスケジュールに遊びの予定を組み入れることで「絶対にこの日時に遊ぶ!」とし、強く自分に意識づけることで遊びを実行していきます。
仕事終わりに遊びの予定を入れておくと、脳は何が何でもその予定に間に合うようにと普段より動きが活発になり、スムーズに仕事を終わらせることができるようになります。
スケジュールに入れるのと併せて今月やりたいことを調べ、リストにしておくと、より遊びが実現しやすくなります。
(5)チャレンジの練習として遊ぶ
大きな仕事をやろうとしたり、好きな人に告白したりと人生の中にチャレンジすることはたくさんあります。
いざその時になって尻込みしたり、逃げたしたりせずに向かっていける精神を鍛えるため、遊びで次々と新しいことにチャレンジするのです。
たとえ遊びで失敗しても大きなダメージは負いません。
期待して観た映画がつまらなかったら、せいぜい2時間ほどの時間とチケット 2,000円を損しただけだし、料理教室に通ってみて「自分は料理に向いていない」と実感して辞めても、1ヶ月か2ヶ月分の受講料や数千円の料理道具、食材が無駄になるぐらいのリスクです。
他の面から見れば、「自分はコレが好きじゃない・向いていない」と知ることができます。
1つ1つの遊びを通じてチャレンジしていけば自身がついてくるため、人生の重要なことに果敢にチャレンジできるようになっていけます。
(6)体を動かしながら遊ぶ
体を動かすことはダイエット・健康にもよいだけではなく、脳の働き(記憶力・思考力・創造性など)を良くするため、メンタルヘルスにとても有効です。
また体を十分に動かすことで夜にぐっすり眠ることができるため、疲れが吹っ飛びます。
ただし、いきなりハードな運動をすると逆効果となり、かつ続かなくなるため、自分に合うかどうかを見極めて行うことが大切です。
3.私が今後やるべきことについて
前述の「2.自分が成長できる遊び方の工夫」で学んだことに関し、自分はどう行動に移していくかについてお話させていただきます。
まず私が以前よりやってみたいと思っている趣味というのが、「地元のおすすめスポットやグルメをブログ、Instagramで紹介する」ことで、これを機に本格的に始めようと思います。
元々控えめな正確なため、SNSなどの新しい文化に触れる、新しいことをやってみるという意欲がほぼない状態で生きており、「人に何かを伝える」というコミュニケーション能力が乏しい自分にとって大きなチャレンジとなります。
そういう面からこのブログ、Instagramでの投稿を通じ、一回り自分が成長させたいです。
次に平日の仕事終わりは夕食→スマホ見ながらゴロゴロする→寝る のルーティンになっていたため、うまくストレス解消・リラックスができていません。
そこで「お風呂に入って読書する」、寝る前に「ポジティブ3行日記」を始めてみようと思います。
最後に「遊ぶ時間を確保する」ことの大切さを知り、仕事に行く前の朝、仕事終わりの帰りの時間で自分が楽しめることを見つけていこうと思います。
|
今回は、これで以上となります。
私が始めた遊びに関しての様子、やってみた感想に関しては今後のブログにて記事を投稿させていただきます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。