この記事では、「2024年6月1日~2024年9月30日でのメンタルヘルス活動の取り組み内容」で私が掲げた『(2)自分が心から楽しめる・熱中できる趣味や娯楽を1つ見つけ、実施する』の進捗状況を報告していきます。
自分の人生を振り返ってみると、ほとんどが「仕事が生きがい」と過ごしてきて「自分の人生がつまらない」、「何か心から楽しめることがない」ことに気づき、すごく寂しくつらいです。
子供の頃はたくさん楽しい思いではありましたが、社会人として働き始めてから旅行などの楽しい体験をすることが少なくなり、毎日つまらないと感じることが増えました。
そして約2年前、ある派遣社員として働いていた職場で仕事のストレスでうつ病を発症してしまったことをきっかけに「心から毎日が楽しい!」と感じられる人生にしたいと思い立ち、自分のプライベートを自充実させることに決めました。
そこで「仕事のストレスを十分発散し、毎日が楽しくすごせるためにどうすべきか」の答えを見つけるべく、参考となる本を探していた所、こちらの『精神科医が教える 毎日が楽しめる人の考え方』(著者:樺沢紫苑さん)を見つけ、読んでみることにしました。
この本に惹かれたのは『遊びとは、仕事以外の活動である』、『遊びを優先して生きるべき』という著者の考え方で、これによって自分は遠ざかっていた趣味・娯楽を見つける意欲が湧くようになったのです。
|
というわけで、この本を参考に『仕事のストレス発散ができる趣味・娯楽探し』の進捗をお伝えしていきます。
◆この記事はこんな人におすすめ
・仕事を生きがいにした人生を変え、毎日楽しく生きたいと思っている人
・ストレス発散に効果のあるプライベートの過ごし方を知りたい人
・新しい趣味を見つけようと考えている人
1.遊びを楽しむことで得られるスゴイ効果 5つ
ここでは、この本を読んで知った「遊び」を楽しむことのメリットを紹介いたします。
(1)これからのAI時代に必要な『創造性』が養われる
「これからAIが発展していく時代、私たちは0から何かを創り上げる『創造性』が必要になる。それを養うために遊ぶことが大切」と筆者は述べています。
多くの仕事は決められた手順・ルールに従ったルーティン作業=『インプット仕事』で将来、それらはAIが代わりに行っていくようになります。
一方で、新しいアイディアを提案していく仕事=『アウトプット仕事』は私たち人間しか行うことができないため、これに必要な『創造性』を鍛えていかなければAI社会に適応できなくなっていくのです。
そこで遊びを通して創造性を鍛える下記のトレーニングをやることで、アイディアが生まれやすくなります。
・新しいことをやり始めたり、行ったことのない場所へ行ったり、会ったことのない人に会ってみる
・寝る前、バス・電車での移動中、入浴中にボーっとする
・しっかりと睡眠を取る
・遊びについての雑談など、思ったことを言語化する
(2)様々な仕事力が身につく
遊ぶことで『好奇心』、『探求心』、『コミュニケーション能力』、『フットワークの軽さ』など、仕事で大切な能力が養われるとされています。
「知りたい」・「学びたい」・「体験したい」と自らの好奇心や探求心をフルに働かせ、新しいことにチャレンジしていく意欲を見につけたり、遊びを通してたくさんの人と出会い、自分の得意分野でたくさんのことを相手に伝え、コミュニケーション能力を鍛えるのです。
また創造性、発想力を働かせる遊びを行うと脳が若返り、仕事の効率アップにつながる効果があります。
(3)チャレンジ精神が養われる
「今のままでいい」という現状維持の領域から一歩外へ踏み出せば、新しい自分に変わることができます。
遊びを通し、チャレンジする癖をつけておくことで、愛する人へのプロポーズする時や大きな仕事のチャンスが来た時に物おじせず、向かっていけるようになるのです。
そして、遊びでチャレンジすることは何のリスクも負いません。
自分に合う・合わないものを見つけられる、色々な知識が身につく、何より「楽しい!」と思う回数が増えることが最大のメリットです。
(4)心と体が健康になる
著者は、心の病を持つ人は総じて『仕事以外の時間に休むのが下手』だと述べています。
「休む時に何をすればいいか分からない」、「仕事を休むことはいけないことだとためらってしまう」ため、いつまでも心がリラックスできずにストレス過多の状態になって体を壊していくのです。
仕事ができる人は、『上手く遊んで気分転換できる』ため、遊ぶことに積極的にならなければ仕事によるネガティブ状態からいつまで経っても抜け出すことができません。
(5)人生が幸せになっていく
遊びを行うことで、『その1日が楽しい日になる。それを1週間、1ヶ月、1年、10年と続けていけば人生は楽しいことばかりで幸せになれる』という原理です。
多くの人は「仕事が早く終わって時間があれば、遊びの時間にあてる」のですが、これを『先に遊びの時間を設け、それに合わせて仕事を終わらせる』という『遊びファースト』の働き方に変える事が大事だと言います。
遊ぶことを習得すると、ストレス軽減やリラックスが十分にでき、仕事の効率も倍増できるのです。
著者は長年、この働き方を実行したことで、『仕事は人の3倍働き、2倍遊ぶ』ことができたと述べています。
2.私がハッとさせられたポイント
前述の「1.遊びを楽しむことで得られるスゴイ効果 5つ」を知り、仕事一辺倒だった私が思い知らされたこと、それは『遊び優先の生き方の大切さ』です。
これについて、著書を通して深く掘り下げていくと、
・職場の人間関係などの悩みは解決が難しかったり、知らない内に解決したりするもの。
だったら、そんなことに自分のエネルギーを注いだり、くよくよ悩んでもしょうがないから仕事以外の時間を楽しまないと損である
・たとえ少しの時間だけでも遊び、悩むことを止めたら、それだけで心と体が健康になる
・「忙しいから」、「気分が晴れないから」と遊ぶことを後回しにするのではなく、先に遊んでしまえばいい。
(この本では実際、あるうつ病で何もやる気がわかなかった患者さんが友人に誘われて久しぶりに好きなカラオケに行き、楽しんだら、うつ病がよくなったという症例が紹介されています。)
ということを教えられ、仕事のストレスでうつ病になってしまった自分も変われるんだと勇気づけられました。
3.私が今後やるべきことについて
私は20代、30代と遊んだ経験が少なく、「仕事が生きがい」の人生を送り、それで苦しいと感じる時間が多くなっていきました。
それがこの本を通し、『遊ぶことは生きる上でとても大切なこと』だと思い知らされました。
特にうつ病を発症してしまった身としては、『遊びを楽しむことで健康になる』点にとても惹かれたため、これから自分なりに楽しめる何かを少しずつ見つけていこうと思います。
今回は、これで以上となります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
|